【縄文鉄器】のブログです。 色々と書いてます。。。since 2012.9.12
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解釈論
解釈論について。
映画や絵画や小説について、その作品の解釈論を読む機会があるが、
どうにもとらえ方が違うのではないかという疑問がある。



ありがちな解釈論の間違いは、作品を自己の意見を主張するためのツールとみなした上での解釈をしてしまうこと。
けれど、物語は得てしてそうは作られてはいないんじゃないかと。
それよりはむしろ、主人公をある特定の状態に置いたときの実験結果をいくつも考え、
その可能性のなかから成功した(あるいは失敗した)ケースを抜き取って作るケースが多いんじゃないかと思うのよな。
物語の過程を、結末に到達するまでのツールとして捉える人が多いんじゃないかというところですな。

『クロエの流儀』とか、そういう漫画もあるかもしれないけれど、基本的にはそういう作品は少ないと思う。
作っているほうから考えても、そんな設計主義的な作品を作っても何も面白味がないからね。
残念ながら、その発想で解釈をする人が多いんだけれど(笑)

多くの作品の作り手は、映画『バタフライエフェクト』のように、様々な結末を考えるんだと思う。
その無数にある結末の中から選ばれた一つが作品になるわけであって、
結末ありきに物語を考えるケースは少ないんじゃないかな。
だから、物語の解釈を結末から考えるというのは間違いにつながりやすいんじゃないかと思う次第。


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『バスカヴィル家の犬』/コナン・ドイル


内容紹介

深夜、銀幕のような濃霧のたちこめた西部イングランドの荒野に、忽然と姿を現わした怪物。
らんらんと光る双眼、火を吐く口、全身を青い炎で燃やす伝説にまつわる魔の犬は、名家バスカヴィル家の当主ヘンリ卿を目がけて、矢のように走る――。
きわだった叙景によって舞台となる特殊地帯を一種の密室のように仕上げ、息づまるばかりの緊張を生む、
ホームズ物語中最大の長編。


面白すぎて3作続けてのホームズ作品。
これでホームズ作品は半分くらい読んだことになるのかな。

ホームズシリーズの長編では最も長いらしく、300頁ほど。
本作はワトスンが主役と言っても過言ではないほど活躍する。
常に危険と隣り合わせという緊張感があって読み進めるのが楽しかった。

魔犬が住むという沼沢地の不気味な情景を巧みに表現していて、
長編ミステリーだけでなく文学的な価値も高いんじゃないかと思う。
惜しむらくは、ホームズがかなり終盤にならないと登場しないところ。
登場した時の安堵と興奮は筆舌に尽くしがたいのだが(笑)

あと、昔の作品にこんなこと言うのも無粋だけれど、
最後にもうひと捻りあったら良かったかなぁと。

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