【縄文鉄器】のブログです。 色々と書いてます。。。since 2012.9.12
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安保法制を整理する
人によって言ってることも論点も違うから頭がこんがらがってきたゾ~。
というわけで自分の備忘録がてらまとめてみる。
やたら長くなってしまったんで途中だけどとりあえず公開w
とりあえず興味ある動画や記事のリンクを貼り付けたりしておくw
記事のために書いた文章じゃないんで脈絡ないのは悪しからずw

参考にしてる人物(増減あるでないで)
森本敏(元防衛大臣)
木村草太(憲法学者)
倉山満(憲政史家)
上念司(経済評論家)
渡邉哲也(経済評論家)
西田昌司(参議院議員)
青山繁晴(独立総合研究所社長)
林雄介(官僚作家)
西村幸祐(評論家・作家)
小林よしのり(漫画家)
福島みずほ(衆議院議員)

satoshimorimoto.jpg

最初に安全保障の専門家、森本敏さんによる解説をざっくりと。
今回の安保法案で自衛隊の海上警備行動や治安出動が迅速にできるようになったり、ミサイル発射警戒にあたる米艦艇などを防護できるようになる。
集団的自衛権は日本が我が国の自衛のために、我が国と密接な関係にある国を守るというのが目的。
これによって抑止力が高まり、日本が戦争に巻き込まれる可能性は低くなると思われる。

まず、安保法性は集団的自衛権を行使可能にすることと、自衛隊の海外任務の範囲を広げることが2大ポイント。
自衛権は2種類あって
①他国から攻撃を受けたときに防衛する権利である「個別的自衛権」
②密接な関係にある国が攻撃を受けたときに共に反撃することができる権利である「集団的自衛権」

個別的自衛権は今の憲法解釈上、国が持ってる基本的な権利なので行使ができる。
集団的自衛権は国連も認めている自衛権だが日本は行使できないという解釈だった。
それを安倍内閣が去年7月に解釈変更が閣議決定された。
それにより我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃があり、これにより
日本の存立が脅かされ、国民の生命、自由、幸福追求の権利が根底から覆されるような明白な危険がある場合に限って集団的自衛権を使えるようになった。
つまり国際法上の集団的自衛権とは別で、個別的自衛権の延長的な限定的集団的自衛権ということらしい。

具体的な例を1つ。
アメリカの艦艇に対する第三国の弾道ミサイル攻撃。
これを日本が見ているだけだと日米同盟も維持できないし、アメリカの艦艇が沈む。
もしアメリカの艦艇が轟沈・日米同盟が破棄されれば、その次の瞬間に我が国に弾道ミサイルが飛んできた時にそれを防ぐことができない。
そのためアメリカ艦艇を守ることは延いては我が国を守ることになり、我が国の自衛が危なくなるという時には武力行使をできると。
加えて、日米同盟はアメリカのみが日本を守る義務を負っているため、少しでも平等にという意味もある。
もし本当に平等・対等にしようとすれば憲法を改正するしかないらしいけれど。
ちなみに南シナ海で問題が起きても、日本は他のルートから石油が輸入できるから集団的自衛権行使は考えにくとのこと。
というのもこれは日本の存立が脅かされ、国民の生命、自由、幸福追求の権利が根底から覆されるような事態とは思いにくいかららしい。
この辺の解釈の曖昧さがまた難しいところなのよな。

憲法学者の違憲だという主張について、憲法学者が自分の学問の論理に照らして学者としての論理を展開するのは自由。
でも、国というのは政府が行政をやっていて、国の安全保障政策は政府がやっている。
その法律は立法府で国会議員が審議をするから、基本的に国が政治を任されている。
憲法学者によって政治が行われているわけではない。
ということを言っていたけど、この辺はよくわからん部分だな。

憲法解釈について、日本を取り巻く状況は変わったが、憲法の解釈を変えたわけじゃない。
司法は昭和34年に砂川判決というのを出して、政府は昭和47年に政府見解というものを出した。
これらはそれぞれ基本的に国が平和と安全を維持するために、他国から武力攻撃を受けた場合、国として国を守ることはこの憲法は決して否定してはいない。しかしながら、無制限に全てのことができるわけではなく、必要最小限度に限られるので、個別的自衛権を行使することは許されるが、集団的自衛権まで許されてるとは考えない」というもので、この基本的な考え方は変わっていないらしい。

とまぁ前半は知ってる内容、最後の方はよくわからなかったわけだけれど概要は把握できたということで。

soutakimura.jpg

次に『憲法学者』の木村草太さんの主張を考えてみる。
将棋ファンとしても有名でラジオやを記事でよく目にする木村さんによると


(集団的自衛権 行方を問う)解釈改憲には訴訟リスク 憲法学者・木村草太氏
http://www.asahi.com/articles/DA3S11177550.html?fb_action_ids=793370694104084&%3bfb_action_types=og.shares&%3bfb_source=other_multiline&%3baction_object_map=%5b717179238325431%5d&%3baction_type_map=%5b%22og.shares%22%5d&%3baction_ref_map=%5b%5d

 集団的自衛権の行使を容認するのか、その手段として解釈改憲が適当か。
二つを分けて考えるべきだ。
登山にたとえると、政府は「あの山(集団的自衛権の行使)にこの崖(解釈改憲)から登ろう」と言っている。
山に登るかは意見が分かれるが、憲法学者として、そもそもこの崖からは登れないと指摘したい。
登ろうとすると、訴訟リスクが待ち受けているからだ。

 国家は、憲法で禁止された行動ができないだけでなく、憲法に根拠規定がない行動もできない。
違憲だと訴えられたら致命的だ。

 憲法学者の間に「自衛隊違憲論」は根強いが、従来の政府解釈は、国民の生命や幸福の権利を尊重する憲法13条を根拠に、個別的自衛権は許容してきた。
しかし集団的自衛権を基礎づける文言は、憲法上にない。

 つまり、集団的自衛権の行使の結果、政府が訴えられれば、巨額の賠償責任を負う可能性があるということだ。
たとえば命令を拒否して懲戒処分になった自衛官や、本土への報復攻撃で被害を受けた人々から、国家賠償訴訟を提起される可能性がある。
不安定な法的基盤のもとでは、首相は不安を抱えて集団的自衛権を行使することになる。

 情勢が緊迫しているから憲法を無視してもいいと開き直るのは、自ら違憲と認める自白に等しい。
司法の現場では、政府がどれだけ必要だと言っても、違憲は違憲。
多くの法学者が解釈改憲を違憲だと言っているのは、政治的な反対ではなく技術者としての忠告だ。

 国内の憲法を無視すると、国際法もないがしろにすると見られ、外交上もリスクが高い。
三権分立をやっていない国はあるが、国際社会で信用されていない。
その仲間入りをしてもいいのだろうか。
支持を得る自信がないから解釈改憲に行くのだろうが、本気で集団的自衛権が必要だと考えるなら、真正面から憲法改正を提案するしかない。

 私自身は、行使容認自体にも、現段階では反対だ。
アメリカに守ってもらうためのご機嫌取りが目的ならば、日米安保の枠組みでなぜ不十分なのかが疑問だ。

 (聞き手・高重治香)



ということらしい。
憲法学者は個別的自衛権は憲法13条を根拠に許容してくれてたのな(笑)
興味深いのは国内の憲法を無視すると国際社会での信頼が低下し、外交上のリスクがあるということか。
木村さんは日本の国防を考えた時に、日米安保の枠組みで十分という考えみたいだね。

ついでに報道ステーションに木村さんが出演してた時の内容も紹介。

・憲法学者にアンケートしたところ
憲法違反である 129人
憲法違反の疑いがある 19人
憲法違反の疑いはない 3人


番組のアンケートでこんな数字になったと。
多くの憲法学者は憲法違反であると考えてるってことっすな。
木村草太さんも「それくらい理論的に問題がある。」と言ってた。

憲法学者の主張を掻い摘んで書くと

違憲派
・立憲主義に反する
・憲法改正手続きをとらないといけない
・解釈変更で内実を変えるのは実質的な憲法改正で
・9条改正を主張すべきで解釈変更は国民投票による意思表示の機会(国民主権)を奪っている



合憲派
憲法違反の疑いはないという主張
・存立危機自体に対して自衛権を行使しようという話し
・集団的だろうが個別的だろうが国を守る措置
・国家がなければ憲法もあり得ないから、国家の存立が脅かされるその時に憲法秩序を守るということで憲法がそれに対する対応をしなくていいよということはありえない



という感じ。
合憲派の話しは前に上念さんが動画で言っていたことだと思う。
んで、木村草太さんが『合憲論の論拠を検証してみよう』ということで

集団的自衛権 合憲論の主な論拠
1.禁止と書いてないからやってよい
2.日本の自衛の措置に含まれる
3.砂川判決で認められている



1.については
憲法9条は武力行使と戦力保持を禁じているから、9条に例外としてやっても良いと書かれていないとやってはいけない。
例外の条文を探さないといけないが、それはネッシーを探すようなものでどこにも書いてない。

2.については
政府が一番推してる論理。
日本に武力攻撃のない段階で、日本を攻撃していない国を攻撃するということは自衛の措置というよりは先制攻撃であって、自衛の措置に含まれるというのは到底無理である。

3.については
日米安全保障条約について米軍駐留の合憲性が問題になっただけで関係ない。
判決文の中に「自衛の為の戦力の保持をも禁じたものであるか否かは別として」という文章が出てきて、個別的自衛権の判断しませんよという条文が 個別的自衛権の行使が合憲かどうかすら判断しない主旨の条文が出てくる。
判決をちゃんと読めばこれを根拠に出すわけない。

とのこと。
2の解説が良くわからなかった。
木村草太さんによると個別的自衛権でもないのに攻撃したら先制攻撃になるから無理ということだけれど、論点違うんじゃね?
ここでされている主張というのは、集団的自衛権を行使しないと日本が存立の危機に陥る可能性があるから合憲だということ。
日本は存立の危機に瀕することになるけど、自国が攻撃されていないから到底無理であるって、それこそ理論的に破綻してる気がするんだけれど・・・。

全体的に見て、確かに違憲であり、憲法を守らないといけないんじゃね?というのは自分の考えと同じかな。
ただ、日本国憲法はアメリカに押し付けられたもので憲法としての体を成してないのも事実。
差し迫る危機に大して、「国民を守ることを保障」しているはずの憲法が足かせになっていることについてはどうなんだろうか。
この辺を憲法学者がどう考えているのか教えてほしいんだけど、木村草太さんはこれについては言及してるのかな。
憲法守って国滅ぶじゃ元も子もないわけで、『日本の運命は憲法学者の判断に委ねられた!』は切なすぎる(泣)



さて、上念さんも解説していたけれど、日本は既に集団的自衛権を行使した過去があるのよな。
朝鮮戦争だったかで米軍に基地を提供した=集団的自衛権を行使したということだったはず。
そもそも敗戦後は当然自衛隊は集団的自衛権を有していたという解釈だったんじゃなかったっけ。
『嘘だらけの日米近現代史』/倉山満の終盤の方に書かれていたと思うけど詳しく覚えてない(泣)
佐藤栄作が解釈変更して、それ以降の首相も自衛隊を骨抜きにするようなことやってたとかそういう話しだったと思う。




というわけで②倉山満さんの主張を。
丁度、木村草太さんに対する反論もしてくれていたのでリンクだけ貼っておく。

倉山塾での発言全文公開
http://ameblo.jp/channelcrara/entry-12035551204.html



最初に引用した木村さんの記事に対する反論ですな。
まとめると
・集団的自衛権はとっくに行使されてる
・佐藤内閣で解釈変更さたが安倍内閣で変更できない道理がない
・自衛権は自然権として認められてる(憲法典に根拠がなくとも憲法上の権利として)

-------------------------ここまでで挫折中-------------------------------------------


渡邊哲也さんも同じようなこと言ってたのよな。












林さんのツイート。













と書いてる。
これに対して評論家の宮崎さんは、違憲判決が出たらマズいというようなことを言っていた。
あるいは、統治行為論に帰結するとかいうこともあるしもうわけワカメは海の野菜っすわ。。。


小林よしのりさんの記事。

Listening:<安保法制・私はこう考える>戦争する覚悟あるのか 漫画家・小林よしのりさん(61)
http://mainichi.jp/journalism/listening/news/20150618org00m040005000c.html

 米国に追従して自衛隊が地球の裏側まで行けるようにする安保法制は、いわば「戦争法案」ですよ。わしが嫌いなサヨクみたいな言い方になっちゃうけれど、それが現実。みんな、戦争をする覚悟はできているのか?

 後方支援は、戦争遂行のために兵や物資を運ぶ兵站(へいたん)です。リスクは変わらないと政府は言うが、うそ。真っ先に攻撃される可能性があるし、戦死者が出るかもしれない。そしたらどうやって弔うの? 靖国神社にまつるの? 当然、考えるべきことなのに、政府は考えていない。当事者意識も覚悟も感じられないよ。

 戦死者が出るってこと自体、今の憲法ではあり得ないことで、改正するのが筋でしょ。わしは、日本国憲法は護憲派が言うほど平和な憲法ではないと思っている。「戦力不保持」という建前のせいで、防衛をアメリカに依存せざるを得なくなる。主権を握られているのと同じことで、だから米国の侵略戦争に引きずり込まれてしまう。

 今度の安保法制もその流れにある。自主防衛の体制を整えれば、自立できるのに。現憲法は戦争を助長する憲法ですよ。

 イラク戦争なんて完全に失敗だった。どれだけ中東を混乱させ、罪のない民が殺されたか。そんな戦争を我々が支持してしまったのに、総括をしないばかりか、罪悪感すら感じてない。平和国家なんかじゃないよ、この国は。安保法制でさらに「従米」を強め、同じことを繰り返すの? わしはもう、うんざりだよ。【聞き手・川崎桂吾】



小林さんの漫画を読んだことがあるけれど、すごく面白かった記憶がある。
今回の安保法制については反対の立場みたい。
ただ、論点が少し違うような。
地球の裏側まで行けるようにするっていうのは軍事同盟の領分じゃないかとね。
最初に書いたけど、今回の集団的自衛権は限定的なもので、これこれこうだからその一点を持ってして反対、というのがないのよな。

色々と調べて面白かったツイート。






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2015/06/28(日) 06:03:34| 政治・経済・歴史| トラックバック:0 コメント:0
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