【縄文鉄器】のブログです。 色々と書いてます。。。since 2012.9.12
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『イニシエーション・ラブ』/乾くるみ


内容(「BOOK」データベースより)
僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。
やがて僕らは恋に落ちて…。
甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説―と思いきや、最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。
「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。



これもまた「叙述トリックがすごい」系のまとめサイトで紹介されてた本。
えー、完全に叙述トリック系小説にハマっております(笑)
だんだんと、そういう作品だとは思わずに無心で読み進める力が付いてきた気がする。

見てくれはただの恋愛小説。
「side-A」「side-B」の二部構成。
叙述トリックが巧みで、確かに二度読みたくなる作りになってる。
「side-B」を読んでいてどこか違和感を感じるんだけれど、それが何なのか具体的にはわからない。
「side-A」でルビーの指輪やアインシュタインの本にフィーチャーした時点で怪しかったけれど。
とは言え、特に気に留めることもなく、推理できるほどの材料もなくサクサク読み進められる。
そして、最後の二行(というか最後の頁かな)でその違和感の正体がわかった時は嘆息した。
けっこう「おおっ」と思った作品なわけだけど、存外評価が低いのが残念。
まぁ確かに恋愛小説としての完成度は低い部分があって、叙述系トリックありきで書いたと言われるのも致し方ないのかもしれない。
ただ、森見さんレベルで恋愛小説を書きつつ、泡坂さんレベルで叙述トリックを折り込むのって不可能に近い気が・・・(笑)

1987年が舞台で、自分が子供の頃はどっちかというとこういう時代に近かった気もする。
テレビでやってる阪神対広島のカードが地味だと書かれていて笑った。
詳しい成績は覚えてないけど、自分が子供の頃は阪神と広島はどうしようもなく弱いチームという印象だったのよな。
『男女7人夏物語』はIMALUさんがテレビで喋ってるの見てなかったら知らなかっただろうなぁ。
BOOWYはいくつか曲を知ってるけれど、自分世代で流行してたことは無い(解散したらしいから当然かw)。

「必ず二回読みたくなる」と絶賛されているけれど、もう一回読むのも面倒なんで解説サイトを読むことで良しとしよう。
一番わかりやすいのはこのサイトかな。
http://gonza.seesaa.net/article/2124042.html
時系列で日にちまで入れて書いてくれてる(スゲェ!)。
これ2回読んでも頭の中で整理しきれないだろうし、本当にありがたい。
「あ~^そうでしたそうでした」と思いながら解説を読める喜び。
サイコスリラー系映画や攻殻機動隊ARISEでもお世話になることが多いけど、解説サイト有能すぎる。。。

作中に「叙述トリックがすごい」系のまとめサイトの常連と思われる泡坂妻夫さんや、綾辻行人さんの『十角館の殺人』の名前が登場する。
泡坂妻夫さんの作品は『花嫁のさけび』『乱れからくり』『11枚のとらんぷ』『迷蝶の島』とたくさん出てきて、特に面白いのは『乱れからくり』らしい。
あと、解説サイトによると連城三紀彦さんも有名な推理作家らしい。
せっかくだから、今持ってる本を読み尽くしたらこの辺の作品を買おうかなぁ。

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